アニュアル

”研究”は問題を解決するために
多くの実験と試行錯誤を繰り返します。



初めての実験を行う時、
過去の論文や、分析集などのマニュアルを参考にすることがあります。


参考文献通りに実験を行って、上手く結果が出ることもありますが
多くの場合、なんだかすっきりしない結果になります。


これは当然のことです。
論文やマニュアルと全く同じ条件など、ほぼ有り得ないからです。
そこを試行錯誤して、結果を出すのが”研究者の腕”だと私は思っています。


ところが、、、マニュアルや論文のメソッド通りにやっても結果が出ないと
”マニュアルが悪い””論文がウソだ”などと言う人が結構居るんです(-"-)

言い方を変えれば、マニュアルや過去論文があれば
誰でも結果が出せると思っている・・・・
研究者におけるマニュアル人間なのかな?



どんなに詳細に書いたマニュアルだって、
100人居れば100通りの解釈になり、結果も100通りです。


たとえば、、、、料理のレシピ。
同じレシピを見て作っても、
作る人が違えば、見た目も味も違ったモノが出来あがりますよね?
決して同じモノは出来あがらない。
どんな詳細でやさしいレシピだったとしても、、、、1つとして同じにはならないと思います。


実験は、料理以上に結果を左右する要素が大きくシビアですから
なかなか同じようには行かないものです。


マニュアルや論文は、実験手法の大いなるヒントではあるけれど
必ずしも自分が行っている実験の”正解”であるとは限りません。
だれもかれもがマニュアルやら論文通りに結果を出せるなら
どんな人でも偉大な科学者になっちゃいます。


上手く結果が出なかった時、どれだけ考えられるか・・・
たとえ上手く結果が出たとしても、その結果の信憑性をどれだけ証明できるか・・・
研究の面白さって、そういうところにもあると思うんですけどね。



きょうのぼくは、ちょっとあんにゅい
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また遊びに来てくださいね♪

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Commented by summersail at 2010-12-20 23:45
りんごさん,良い教育を受けられてきたのですね.
もっともだと思います.

あまりにも行間が広いことが多く,苦しみますけどね.
Commented by tenshinoringo at 2010-12-20 23:57
summersailさん>>
コメント有り難うございます。
上記のような方は、イマドキの若者にも多いのですが、わりと年齢の高い方にも多く見受けられる気がします。何事も、頭と手を使って自分で解き明かすのがイチバンだと思います。
Commented by む〜 at 2010-12-22 05:13 x
このお話よく分かります。。。
プロトコルはあくまでとっかかりなだけで、自分の目的にあったmodifyが必要なのはあたりまえなんですけどねぇ。。。
うちの学生さん達も失敗の原因は常に自分の外に向かうので改善が見込めずちょっと困ってます。

あんにゅいマロン王子かわいいですね。
Commented by tenshinoringo at 2010-12-25 21:49
む〜さん>>
そうなんですよ、プロトコルが全てでは無いんですけどね。。。
学生さんならまだしも、結構なご身分の方でも
マニュアル人間(?)が多いので驚いています。

マロンは表情豊かなのでオモシロイです(笑)
by tenshinoringo | 2010-12-20 20:11 | 研究&人を育てること | Trackback | Comments(4)

始まりはファーブル昆虫記とシートン動物記・・・そしてつくば万博と白衣への憧れ。アンポンタンな短卒派遣社員研究員から苦節10ウン年。大学教員を経て、次なるステップに歩み始めたヘッポコ研究員の日常です。


by tenshinoringo
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